「スルッとKANSAI 3dayチケット」で端っこを目指す~(3)最南端編

「3dayチケットで端を目指す旅」の最終日、3日目は、最南端を目指す。

スタートは、南海難波駅。ここで、9時45分発の特急サザン・和歌山市ゆきに乗車する。たまには追加料金を払って指定席に乗ろうかと思ったが、自由席が空いていたので結局そちらにする。

10時44分、和歌山市駅に到着。悲しいことに、いつ来ても人があまりいない。れんが造りの豪華な駅舎が取り壊されるとのことだが、この人通りでは致し方ない。

ここでバスに乗り継ぐが、発車時刻まで時間があるので、昼食をとったりする。

11時56分、和歌山バス116系統、藤白浜ゆきに乗車する。和歌山市駅を出たあと、中央通りを南下していく。休日ではあるが、県庁前停留所などでは人の乗り降りが多い。

和歌浦交差点を左折、紀三井寺交差点を右折し、海南市内へ。途中、マリーナシティを経由して、12時46分、海南駅前停留所に到着。大半の路線バスはここまでの運行だが、この116系統はさらに南へ。もはや、自分を含めて乗客はたった2人。住宅街の中の細い道を抜けていく。

そして、12時50分、終点のひとつ手前の藤白南停留所に到着。ここが3dayチケットで行くことのできる最南端だ。下車する。

辺りは住宅地となっていて、これといって何かがあるわけではない。休日の昼下がり、ひっそりとしている。

終点の藤白浜停留所はわずか100メートル先にあるので、そちらまで歩く。海が近く、酒造会社や石油工場がある。

それらに挟まれるように、和歌山バスの事務所がある。先ほどまで乗ってきたバスが、折り返すために待機していた。

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