北海道亀田郡七飯町字東大沼にある駅。JR北海道が運営していた温泉施設「流山温泉」へのアクセス駅として2002年に新設された真新しい駅だが、当の流山温泉は2015年に閉鎖され、当初の目的は失われてしまっている。
閉鎖後、施設は別の事業者へ譲渡され、現在は観光客向け牧場「大沼流山牧場」として営業が続けられている。しかし、列車の本数は少なく、運行時間も牧場を訪れるのにはふさわしくなく、アクセス駅としては事実上機能していない。
かつて、駅前には新幹線車両が静態保存されていたが、後に解体・撤去され、現在は前面のパーツと車輪だけが残されている。
ホームは単式1面1線の構造。ホーム幅は狭く、最小限の作りとなっている。
駅前は広場となっているが、特に整備などはされておらず、草むらが広がっている。
駅前から伸びる道は大沼流山牧場の敷地内の通路のみで、これが駅に出入りできる唯一のルートとなっている。私有地の通路であり、入口には動物侵入防止のためのロープがかけられているが、その横に「駅利用者は通行してよい」という内容の貼紙が掲示されている。