列車番号の付番方法

京阪線

 京阪線(大津線除く)の列車番号は英字1桁+数字4桁+英字1桁の合計6桁で表される。

(例) B1004Z (10:20に淀屋橋を発車する出町柳ゆき特急)

 二つある英字のうち、頭のほうは種別、尻のほうは行き先を表す(後述)。
 そのあいだの数字は、上2桁と下2桁に分けて考える。上2桁は始発駅の時間帯を表す(例の場合、淀屋橋を10時台に発車するので「10」となる)。下2桁は上りは偶数(00、02、04、……)、下りは奇数(01、03、05、……)で付番され、同じ種別・“時台”の中で始発駅を発車する順序を表す(例の場合、10時台の上り特急のうち3番目に始発駅を出るので、偶数で3番目の「04」が付与されている)。

 数字の下2桁について、臨時列車は50、交野線直通列車(おりひめ、ひこぼし)は80から付番を始める。
 交野線直通列車は枚方市駅で上り・下りが逆転するので、本線の上下を基準として数字を定める。

種別を表す英字の一覧

英字 種別
A 快速特急
B 特急
C 通勤快急
D 快速急行
E 深夜急行
F 急行(淀発着でないもの)
G 急行(淀発着のもの)
H  
I  
J 通勤準急(中書島以北の駅を発着するもの)
K 準急(中書島以北の駅を発着するもの)
L 通勤準急(淀以南のみで運行されるもの)
M 準急(淀以南のみで運行されるもの)
N 区間急行(守口市〜京橋間で緩行線を走るもの)
O  
P 区間急行(守口市〜京橋間で急行線を走るもの)
Q 普通(淀をまたいで運転されるもの)
R 普通(淀以南のみで運転されるもの)
S 普通(淀以北のみで運転されるもの)
T 普通(交野線内)
U 普通(京都方から宇治線へ直通するもの)
V 普通(宇治線内)
W  
X 臨時・団体専用
Y 回送
Z 試運転

 快速特急は2011年のダイヤ改正をもって廃止されたが、列車番号には残っている模様である。いまでも、「快速特急」という幕で運行されるノンストップ特急「洛楽」がこの英字を用いている可能性がある。

行き先を表す英字の一覧

 由来は一部推測が含まれている。

英字 種別 由来
A 淀屋橋 最初の駅
B 中之島 もうひとつの最初の駅
C 中書島 Chushojima
D 八幡市  
E    
F 深草 Fukakusa
G    
H 枚方市 Hirakatashi
I    
J    
K 香里園 Korien
L    
M 守口市 Moriguchishi
N 寝屋川信号所 Neyagawa
O    
P    
Q 萱島  
R 樟葉 くずはローズタウンよりRose Town
S 三条 Sanjo
T 天満橋 Temmabashi
U 宇治 Uji
V    
W 私市 私市を「わたくしし」と読みWatakushishi
X 交野市 交→クロス→X
Y Yodo
Z 出町柳 最後の駅

 N(寝屋川信号所)は、旅客案内上は萱島ゆき(上り)または寝屋川市ゆき(下り)となる。
 Q(萱島)は萱島到着後、寝屋川信号所には入らず、他駅へ回送されるもの。
 萱島がQなのはKayashima→Qwayashimaという変換か?(不明確)

大津線

 大津線(京津線・石山坂本線)の列車番号は、数字4桁で表される。

京津線

 数字4桁のうち、上2桁は始発駅を発車する時間帯(10時台なら「10」)を表す。
 下2桁は、上りは偶数(00、02、04、……)、下りは奇数(01、03、05、……)となり、同じ“時台”の中での発車順序を表す(例えば、下りで3番目に発車するものは「05」となる)。
 浜大津〜四宮の区間列車は、下2桁は30から始める。四宮〜京都市役所前の区間列車は、下2桁は40から始める。
 太秦天神川駅を発着する列車は数字4桁の前に英字「C」を置く。

石山坂本線

 数字4桁のうち、上2桁は始発駅を発車する時間帯(10時台なら「10」)を表す。
 十の位は、全線通しの列車は6、近江神宮前以北のみで運転される列車は7、近江神宮前以南のみで運転される列車は8とする。 最後の桁(一の位)は、上りは偶数(0、2、4、……)、下りは奇数(1、3、5、……)となり、同じ“時台”の中での発車順序を表す(例えば、下りで3番目に発車するものは「5」となる)。

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